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スタッフ紹介 vol.1 小淵 允隆

「ベルギービールの美味しさと楽しさを広げていきたい」

ブラッセルズ株式会社統括料理長
ブラッセルズビアプロジェクト新宿店長
小淵 允隆

幼少期から飲食一筋、まさに飲食のサラブレッドな小淵さん。ブラッセルズで5店舗をまとめる統括料理長をしている小淵さんに、ブラッセルズとの出会いや、ベルギービールに対する思いを聞きました。

飲食のサラブレッドがベルギービールに出会うまで

――ブラッセルズに入社するまでの経歴を教えてください。

もともと実家が飲食店を経営していまして、子どもの頃から飲食がとても身近な存在でした。なのでこの道に進むのはとても自然な流れでしたね。高校の時にイタリアンレストランでアルバイトを始めて、この頃から将来は洋食がいいと決めていたんです。前職は居酒屋チェーンで店長をしていたんですが、やはり自分は洋食がやりたいと思い、求人サイトでブラッセルズを見つけて応募したのがきっかけです。

――ずっと飲食一筋だったんですね!

そうなんです、実家は居酒屋とイタリアンレストランを複数店舗経営していたので、小学生の頃から手伝いをしていましたね。夏休みには焼き鳥の串刺しをしたりとか。あと長男というのもあって、家族の料理を作ったりとか。居酒屋料理ばかりでしたがね(笑)。

――居酒屋とイタリアンという違う業態というのも面白いですね。

僕が高校生の時にイタリアンブームがあったんです。元々実家は居酒屋経営をしていたんですが、父親がブームに乗ってイタリアンのお店を出店しまして。おかげで洋食好きになったので良かったですが(笑)。料理の専門学校(エコール辻)卒業後は実家のイタリアンで働いていたんですが、その後居酒屋の方が人材不足になって、次は居酒屋で働きました。でもやっぱり洋食をしたいという思いが諦めきれなくて、現在の洋食の世界に戻って、もう10年以上経ちます。

――ベルギービールレストランに転職というは新しい挑戦でしたね!

はい、料理の幅を広げたいと思ったんです。専門学校では、フレンチを学んだのでそこが自分のベースです。ベルギーとフランスって近いので親和性もありますしね。

――もともとベルギービールは好きだったんですか?

実は当時はあまりビールは好きじゃなくて…(笑)。スピリッツを好んで飲んでましたね。日本のビールは面白くないなと思ってたんです。でもある時、初めてヒューガルデンを飲んで、こんなに面白いビールがあるのかと驚きました。その後、デユベルやシメイを買ったりしてベルギービールにはまっていきました。

――なるほど。それもあってブラッセルズに転職したんですね。

はい、今ではベルギービールが大好きです。ちなみに一番好きなのは「アベイデロック ノエル」です。ブラッセルズの基幹商品の「セゾン・デュポン」はもう自分の一部になってるのであえて好きとは言いません(笑)。

――ずっとご実家の店舗で勤務されていましたが、ブラッセルズ入社に際して何か不安はありませんでしたか?

いえ、不安は何もなかったです。皆さんとても気さくな雰囲気で付き合いやすいなと思いました。

入社を決める前にブラッセルズの色んな店舗に行かせてもらったんですが、店ごとに全然キャラクターが違って驚きましたね。最初に行った神田店はBARみたいな雰囲気でした。その後は神谷町店と原宿店(現在は閉店)、神楽坂店にも行きました。当時は結構ビールを飲むメインのお店だったので、料理をしっかりやりたい旨を伝えたら、じゃあ新宿店がいいんじゃないか?と言われ今度は新宿店へ(笑)。フレキシブルに希望を聞いてくれて、楽しく勤務できました。その後、何店舗か経験し大手町店に異動した際に総料理長になりました。

仲間とともにブラッセルズの歴史を伝えていきたい

――では、仕事のやりがいを教えてください

一番のやりがいは、ベルギービールを初めて飲んで、新しい世界を知ってくれる人を増やすことですね。長い歴史のあるブラッセルズをこれからもずっと続けていきたいですし、それに共感してくれる仲間ももっと増やしたいです。

ベルギービールのキャラクターはとても特徴的なので、間口を広げて多くの人に飲んでもらい、新規の人に好きになってもらいたいです。

――では、今後のビジョンや目標を教えてください。

多彩なベルギービールの楽しみ方をスタッフやお客様など一人でも多くの人に伝えていきたいです。

――素敵ですね!具体的には?

まずは形にすることです。自分は統括料理長なのでベルギービールとのペアリングを考えたりなど、自分が現場で率先して実践することだと思っています。ペアリングで言うと、どういうストーリーを展開したらお客様に刺さるのかな、と考えるのが楽しいですね。例えば、チョコを入れたレバームースと、サン・フーヤン醸造所のグランクリュとのペアリングはとても気に入っているものの一つです。「美味しい!」という感動体験を一人でも多くのお客様にしてもらい、ベルギービールファンを増やしていければと思います。

――ブラッセルズの魅力を教えてください。

ブラッセルズの先代たちは皆、「ブラッセルズは”ベルギービールの美味しさと楽しみ方を広げる場”であり、誰もが楽しめる ”広場”のような存在でありたい」と言っていました。私自身も同じ想いです。ただ、時代によってお客様に求められることも変わり、私達からの”ベルギービールの楽しみ方の提案”を変えていかなければいけない。そのために、ブラッセルズをまだ知らないお客様に向けて、受け入れられやすいドリンクやお料理のメニュー開発をしつつ、ベルギービールの美味しさの本質を追求し続けています。

社名や店名にもなっている「BRUSSELS」はあえて英語表記ですが、「ベルギービールの美味しさと楽しみ方を伝える場所は、開かれていたほうがよい」という創業者のメッセージが込められています。今後も、今までのブラッセルズがやってこなかった取り組みへどんどん挑戦していきながら、創業者の想いを繋いでベルギービールの魅力を広げていきます。

――統括料理長として、どのような人と一緒に働いていきたいですか?

美味しいもの、美味しいお酒を誰かに伝えたくてやっているので、そういう点を共感してくれる人と働きたいですね。

そういう気持ちを持っている同志の皆さんをお待ちしています!

――小淵さん、ありがとうございました!